トヨタカスタマイジング&ディベロップメント(本社:神奈川県横浜市)が実施する中級者向け地方ラリーシリーズ「TRD RALLY CUP by JBL」のトヨタ86とスバルBRZによって争われるCUP-1について、2020年ドライバー部門およびコ・ドライバー部門のシリーズチャンピオンが決定した。
※本年は新型コロナウイルスの影響で、予定していたネコステ山岳ラリー 2020とシロキヤラリー in 豊根・豊田の2戦がキャンセル。2戦が開催スケジュールを延期しての開催となった。
CUP-1 ドライバー部門のチャンピオンを獲得したのは、桒村 浩之(くわむら ひろゆき)選手。コ・ドライバー部門のチャンピオンを獲得したのは、古本 舞桜(ふるもと まお)選手。昨シーズンはチャンピオン獲得した毛受/赤木組と入れ替わりの形で参戦開始した両選手だったが、連勝しシリーズ2位を獲得していた。
開幕戦(MCA CAPRICCIO 2020)からの参戦となった桒村/古本組。昨年、同じく四国てっぺんに初参戦となったピエール 北川/漆戸 あゆみ組、髙木 充/草加 浩平組を加えて3組の戦いとなった初戦であったが、SS1ではピエール/漆戸組が先取。続くSS2でもピエール組がトップタイムを記録することとなる。対して、タイヤ選択を誤った桒村組は精彩を欠く走り出しとなってしまった。徐々にスピードを取り戻していく桒村組であったが「乗れている」ピエール組を捉えることができず、まさかの黒星スタートとなる。リベンジに燃える桒村組は第3戦(四国のてっぺんラリー 2020 in 嶺北)に万全の体制で参戦。ピエール/漆戸組との再戦は叶わなかったが、ベテランの小出 辰彦/松本 芳幸組が初参戦。引き続き髙木 充/西川 悠介組も参戦し三つ巴の戦いとなった。四国特有のハードなグラベル路面に加えアップダウンを繰り返す6km超の難しいコース。得意のグラベルに興奮気味の桒村に対し、冷静に古本がコントロールしていく絶妙なコンビネーションで、見事優勝を飾った。
そして迎えた最終戦。シリーズチャンピオンに大手をかけた桒村/古本組は3位以内に入ればチャンピオンが決まる展開。一方ポイント2位で追う高木は全てのSSでトップタイムを奪取するのが最低条件となる。ここまで高木組に対し連勝してきただけに余裕の雰囲気も感じさせた桒村組であったが、昨年一緒に戦った安藤 裕一とタッグを組んだ高木がセクション1の全SSでトップタイムを記録する好走。サービスを挟み気合を入れ直した桒村組はSS4でようやくトップタイムを奪取。SS6でもトップタイムを獲得し2位でフィニッシュ。最終戦の勝利は高木組に譲ったが、見事2020年シリーズチャンピオンを獲得した。
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大 会 名 |
車 両 名 |
Dr / Co-Dr |
成 績 |
獲得ポイント |
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Rd1 |
MCA CAPRICCIO 2020 |
デルタYH東邦WSASヴィッツ |
桒村/古本 |
CUP-1 2位 |
7p |
Rd3 |
四国のてっぺんラリー 2020 in 嶺北 |
デルタ YH itzz TOHO SAS ヴィッツ |
桒村/古本 |
CUP-1 優勝 |
13p |
Rd3 |
丹後半島ラリー 2020 |
デルタ YH itzz TOHO SAS ヴィッツ |
桒村/古本 |
CUP-1 2位 |
8p |
<TRD RALLY CUP by JBL ウェブサイト>
http://www.trdparts.jp/rally/rallycup/index.html
<JBL>
https://jp.jbl.com/
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株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメント
TRD事業部 担当:梨木(なしき) TEL 0465-81-8730